特徴
- 【開花時期】
- 3月中旬~下旬 ※地域によって多少異なります
- 【花色】
- 少し濃い淡紅色
- 【樹形】
- 傘型でしなやかな枝が横に広がる
- 【大きさ】
- 樹高8m程度、横に広がる、太るのが非常に遅い
- 【枝】
- 細く繊細、半枝垂れとも言えるほどしなる
- 【葉】
- ヤマザクラと比べるとやや小さめ、厚みも薄く日光に当てると明るい緑が美しい
生産・販売について
熊野市ではクマノザクラを「市の花木」に指定し、その保全・保護に取り組んでいます。≪長尾美晴桜≫も所有者である熊野市の保護を受けており、接ぎ木による生産・販売は特別に枝の採取許可を受けることで実現しました。熊野市ふるさと振興公社と木楽Nakamuraではクマノザクラの普及に取り組む一方で、収益の一部をクマノザクラの保全・保護に役立てています。
★≪長尾美春桜≫は熊野市の許可なく枝や種子の採取を行うことを禁じています。
長尾美春桜とは
三重県熊野市紀和町長尾に古くから美しい桜として知られていましたが、2018年にクマノザクラであったことが確認されてから、その存在が広く知られるようになりました。野生のクマノザクラはその大きさや開花時期、花の色など様々な顔がありますが、≪長尾美春桜≫の存在感は際立っており、多くの人を魅了しています。そのしなやかで繊細な枝がクマノザクラ特有の少し小さめな淡いピンクの花と相まって、そよ風に揺られる姿はさわやかな春風を私たちに見せてくれているような優しい桜です。